【歌詞翻訳・意味解説】Fort Minor/フォート・マイナー Where’d You Go/ホェアード・ユー・ゴー【歌詞翻訳・意味解説】

ミクスチャー・ロックバンド「リンキン・パーク (Linkin Park) 」のMC、マイク・シノダを中心としたヒップホッププロジェクト。

マイクが楽曲の作成や楽器、プロデュースを担当した。
ジェイ・Z (Jay-Z) がエグゼクティブ・プロデューサーをしているほか、多くのヒップホップ・R&Bアーティストが参加している。

2006年にリリースしたシングル『Where’d You Go』では、2006 MTV Video Music Awardsの「Ringtone of the Year」を受賞している。

難解でもなくわかりやすい歌詞ですが、これを日本語に翻訳するのには思った以上にてこずりました。その理由をこれから述べます。

まず、この歌詞ですが、誰から誰に向けたものでしょうか?
夫から仕事を持っている妻へでしょうか?
妻から忙しすぎる夫に向けて?
子どもが親に言っているんでしょうか?

英語では一人称も二人称も性別や年齢を意識しません。そのため前述のどれもがありえます。

しかし、日本語ではそうはいきません。
他の言語とは異なり、日本語に人称代名詞が充実していますが、その代わりに普遍性を失っています。

したがって特定の人称代名詞を使うと、その性別や年齢まで限定されてしまうことが少なくありません。
これを避けるため、ここではできるかぎり人称代名詞を使わずに訳してみましたが、果たしてどれほど上手く行ったのかは疑問です。

Where’d you go?
I miss you so,
Seems like it’s been forever,
That you’ve been gone
She said “Some days I feel like shit,
Some days I wanna quit, and just be normal for a bit,”
I don’t understand why you have to always be gone,
I get along but the trips always feel so long,
And, I find myself trying to stay by the phone,
‘Cause your voice always helps me to not feel so alone,
But I feel like an idiot, workin’ my day around the call,
But when I pick up I don’t have much to say,
So, I want you to know it’s a little fucked up,
That I’m stuck here waitin’, at times debatin’,
Tellin’ you that I’ve had it with you and your career,
Me and the rest of the family here singing “Where’d you go?”

I miss you so,
Seems like it’s been forever,
That you’ve been gone.
Where’d you go?
I miss you so,
Seems like it’s been forever,
That you’ve been gone,
Please come back home…

You know the place where you used to live,
Used to barbecue up burgers and ribs,
Used to have a little party every Halloween with candy by the pile,
But now, you only stop by every once and a while,
Shit, I find myself just fillin’ my time,
With anything to keep the thought of you from my mind,
I’m doin’ fine, I plan to keep it that way,
You can call me if you find that you have something to say,
And I’ll tell you, I want you to know it’s a little fucked up,
That I’m stuck here waitin’, at times debatin’,
Tellin’ you that I’ve had it with you and your career,
Me and the rest of the family here singing “Where’d you go?”

I miss you so,
Seems like it’s been forever,
That you’ve been gone.
Where’d you go?
I miss you so,
Seems like it’s been forever,
That you’ve been gone,
Please come back home…

I want you to know it’s a little fucked up,
That I’m stuck here waitin’, no longer debatin’,
Tired of sittin’ and hatin’ and makin’ these excuses,
For why you’re not around, and feeling so useless,
It seems one thing has been true all along,
You don’t really know what you’ve got ‘til it’s gone,
I guess I’ve had it with you and your career,
When you come back I won’t be here and you can sing it…

Where’d you go?
I miss you so,
Seems like it’s been forever,
That you’ve been gone.
Where’d you go?
I miss you so,
Seems like it’s been forever,
That you’ve been gone,
Please come back home…
Please come back home…
Please come back home…
Please come back home…
Please come back home…

これからどうするの?
さみしいよ
もうずっと
会ってないような気がするよ

彼女は言ってた
「最低の気分になる時があるの 仕事を辞めてしばらくまともな生活をしたくなるわ」
わからないよ どうしていつも出かけなきゃならないの?
今はどうにかやってるけど、仕事で家にいない時間がすごく長いんだ
気がつくと電話のそばでずっと待ってる
だって声を聞くと寂しさが紛れるから
でもバカみたい 一日中電話に振り回されてる
なのにかかってきたら大して話すこともない
言っとくけどこんな生活無理がある
ここでひたすら待ってるだけで、たまに話せばケンカになって
その態度にも仕事にもうんざりなんてグチってる
家族みんながこう思ってる 「一体それでどうするの?」って

さみしいよ
もうずっと
会ってないような気がするよ
これからどうするの?
さみしいよ
この前会った時からずいぶん経つよ
帰ってきてよ

前に住んでたところでは
よくバーベキューしたよね バーガーやリブを焼いてさ
ハロウィンになると山ほどキャンディを買ってそれでちょっとしたパーティをした
なのに今はたまに帰ってくるだけ
気がつくと、とにかく何かして気を紛らして
ここにいないってことを考えないようにしてるだけ
別にそれで困ってないし、これからもそうするつもり
もし用があったら電話してよ
ただ言っとくけどこんな生活無理がある
ここでひたすら待ってるだけで、たまに話せばケンカになって
その態度にも仕事にもうんざりなんて文句つけてる
家族みんながこう思ってる 「一体それでどうするの?」って

さみしいよ
もうずっと
会ってないような気がするよ
これからどうするの?
さみしいよ
この前会った時からずいぶん経つよ
帰ってきてよ

言わせてもらうけどこんな生活無理がある
ここでひたすら待ってるだけで、今はもうケンカにさえならなくなった
耐えられないよ
こうして座って嫌気を感じながら
帰ってこない言い訳をあれこれ必死で考えてる 自分が用なしに思えるよ
ただ確実にこれだけは言える
ものの値打ちは失ってはじめてわかるんだ
その態度にも仕事にもいいかげんうんざり
だから帰ってきてもここにはもういないよ 今度はそっちがこう言うんだ

これからどうするの?
さみしいよ
もうずっと
会ってないような気がするよ
これからどうするの?
さみしいよ
この前に会った時からずいぶん経つよ
帰ってきてよ
戻ってきてよ
会いたいよ

【歌詞翻訳・意味解説】Foster the People/フォスター・ザ・ピープル Houdini/フーディニ【歌詞翻訳・意味解説】

アメリカのインディー・ポップバンド。
2009年、ボーカルのマーク・フォスターを中心に結成された。

メンバーは、マーク・フォスター(vo, key)、マーク・ポンティアス(dr)、カビー・フィンク(ba)の3人。

2014年リリースのアルバム「Supermodel」は、全米3位を記録した。

ご存じのように題名のHoudini(フーディニ)は、ハンガリー出身のいわばアメリカ人「引田天功」で脱出マジックで有名な人物です。

歌詞では主人公のアーティスト(おそらくMark Foster)が自分を、足枷や拘束具などの様々な仕掛けから脱出するマジシャンにたとえており、それを連想させる「足枷」「縛られる」「留める」「隠れる」「消える」表現がたびたび登場します。

一段下がっている部分の歌詞は、CDに付属している歌詞カードには含まれていません。

Rise above, gonna start the war!
What you want, what you need, what’d you come here for?
Well, an eye for an eye and an ‘F’ for fight
They’re taking me down as the prisoners riot

Got shackles on, my words are tied
Fear can make you compromise
With the lights turned up, it’s hard to hide
Sometimes I wanna disappear

Yeah oh

When I feel kinda bad and don’t want to stress
I just pass it off on ability
Well you got what you want, and what you never knew
Perfect gift from me to you

Yeah yeah yeah

Got shackles on, my words are tied
Fear can make you compromise
With the lights turned up it’s time to hide
Sometimes I wanna disappear

Yeah oh
 (Raise up to your ability)
 You never knew what I could find
 What would come when we realize
 I don’t want to compromise

 (Raise up to your ability)
 Yeah I’m scared but I disappear
 Running around before I promise you
 Like he’s someone who has lost his way

 (Raise up to your ability)
 I know that you want me
 ’Cause it’s simple to see of my ability

 (Raise up to your ability)
 Yeah you’re undecided
 Yeah it’s the right feeling
 Yeah I don’t wanna runaway

You gotta focus on your ability
Focus on your ability
Now focus on your ability
Focus on your ability

Then they can’t get what they want to steal
Can’t get what they want to steal
Then they can’t get what they want to steal
Can’t get what they want to steal

惑わされるな!これから戦いが始まるんだ
アーティストになった理由を思い出せ
目指すものは何で,それにはどんな理由があって,そのためにこれからどうするのか
やられたらやり返す それくらいの覚悟があったはずなのに
出る釘は打たれるの言葉通り
今は刑務所で暴動を起こした囚人みたいに
抑えつけられてる始末だ

足枷を嵌められたも同然で,言いたいことも言えなくなってる
受けを気にしてビビってたら,納得いくものなんか作れるわけない
もたもたしてたら手遅れになる 
舞台に灯りがついてしまったら,魔術師はもう隠れられない
アーティストだって,脚光を浴びてしまうと,自由にやれなくなる
だから時々思うんだ 魔術師フーディニのように
色んなしがらみから逃げ出したい 消えてしまえたらって

やりたいことが全部やれてるわけじゃないが,我慢できないほどでもない
そうなった時は,そういう事情をひとまず忘れて
できる範囲で最善を尽くす
そういうヤツが受けるんだ
こんなこと,ファンは考えたこともないだろうけど
思い通りにできないことで
逆にファンの喜ぶ,「売れる」曲ができてる
ある意味やつらにとってはラッキーかもな

足枷を嵌められたも同然で,言いたいことも言えなくなってる
受けを気にしてビビってたら,納得いくものなんか作れるわけない
もたもたしてたら手遅れになる 
舞台に灯りがついてしまったら,魔術師はもう隠れられない
アーティストだって,脚光を浴びてしまうと,自由にやれなくなる
だから時々思うんだ 魔術師フーディニのように
色んなしがらみから逃げ出したい 消えてしまえたらって

 (この調子でいけ)
 俺が本気を出したら
 どれだけいい曲が作れるかなんて
 周りは考えたこともないだろうけど
 本気を出せるチャンスが来たら
 周りの度胆を抜いてやる
 今度は妥協なんかするもんか

 (よそ見なんかするんじゃない)
 妥協すれば自分のやりたいことができなくなる
 だけど突っ走り過ぎてたらファンに引かれる
 あちらをたてればこちらが立たずで
 悩むとこだ
 最終的には業界からいなくなりゃいいことだけど
 まだそこまで肚は括れなくてこのザマだ

 (今やってることを極めろ)
 今の俺がいいんだろ?
 イケてるもんな 変わってほしくないよな
 
 (今のやり方で続けていけ)
 そうだよ まだ覚悟はできてない
 だけどそれが普通だよ
 でもだからって逃げるつもりなんかないぞ

自分の才能だけを信じてろ
周囲のことなんて気にするな
できることに集中しろ
それ以外のことなんか放っておけ

そうすれば,どんなにヤツらが狙っても,目当てのものは盗まれない
この才能は盗めない
必死になっても頑張っても,ヤツらなんかにゃ盗ませない
俺の代わりにはなれないんだ

【歌詞翻訳・意味解説】Foster the People/フォスター・ザ・ピープル Call It What You Want/コール・イット・ホワット・ユー・ウォント【歌詞翻訳・意味解説】

アメリカのインディー・ポップバンド。
2009年、ボーカルのマーク・フォスターを中心に結成された。

メンバーは、マーク・フォスター(vo, key)、マーク・ポンティアス(dr)、カビー・フィンク(ba)の3人。

2014年リリースのアルバム「Supermodel」は、全米3位を記録した。

カジュアルな服装で無頓着そうな雰囲気を漂わせている彼らですが、作る音楽は深みがあり、いわゆるロック魂に溢れています。

英語の歌詞を200曲以上和訳してきて感じたことですが、アーティストの中にはDeath Cab for CutieやGotyeのように、自分と何故か相性の合う人がいます。
個人的に彼らの作る曲のメッセージは他のアーティストのそれに比べて頭に入りやすい。
とはいうものの、彼らの歌詞が「わかりやすい」とか「そのまま」だと言ってるわけではありません。深い意味を持つ歌詞でメタファーに溢れています。

このFoster The Peopleも、私にとって間違いなくそんなアーティストの一人(バンドなので正確には一人とは違いますが)です。

Call it what you want
Call it what you want
I said just call it what you want
Call it what you want

Yeah we’re locked up in ideas
We like to label everything
Well I’m just gonna do here what I gotta do here
‘Cause I gotta keep myself free
You’re ducking and moving just to hide your bruises from all your enemies
And I’m in the crossfire dodging bullets from your expectancies

We’ve got nothing to lose
You better run and hide
Yeah you’ve crossed the line
I’ve got a knife behind my back (just sayin’)
We’ve got nothing to prove
Your social guides give you swollen eyes
But what I’ve got can’t be bought so you can just

Call it what you want
Call it what you want
I said just call it what you want
Call it what you want

You’ve taken your words and you take your judgments
And stick them onto everything
If it don’t conform to what you were born into,
Then you run the other way
You say, “now what’s your style and who do you listen to?” who cares?
Well that rat race ladder-climbing fake-face smile’s got nothing on me

We’ve got nothing to lose
You better run and hide
Yeah you’ve crossed the line
I’ve got a knife behind my back (just sayin’)
We’ve got nothing to prove
Your social guides give you swollen eyes
But what I’ve got can’t be bought so you can just

Call it what you want
Call it what you want
I said just call it what you want
Call it what you want

なんとでも好きなように呼べよ
名前なんてどうでもいい
そっちがそうだと思う名前で呼べばいい
こう呼ばなきゃなんて決まりなんかない

そうだよ みんな「こうしなきゃ」とか「きっとこうだ」とかそんなものに凝り固まってる
なんにでも「色」をつけたがるけど
こっちはやらなきゃならないことをやるだけだ
だって「色」なんて,そんなものに縛られたくないもの
そっちは,有難くないヤツらから目を付けられないよう,必死であれこれやってるみたいだけど
こっちだって,ああしろこうしろってあれこれ言われて,それをかわすだけで大変なんだよ

大体そうまでして守らなきゃならないものなんかないじゃないか
だからさっさと諦めて,そんな土俵から降りればいいんだ
そうだよ もう来るとこまで来ちゃったんだよ
こっちはいつでも差し違える覚悟だけどな(なんてな)
言って回らなきゃならないことなんてひとつもない
世の中で上手く立ち回るために,寝る間も惜しんで頑張ってるけど
そんなの頭で知ってるだけじゃ意味なんかない
何より自分に中身がなきゃダメなんだ
だから

なんとでも好きなように呼べよ
名前なんてどうでもいい
そっちがそうだと思う名前で呼べばいい
こう呼ばなきゃなんて決まりなんかない

今まで自分が言ったことや,こうだと思い込んだことに縛られて
そのモノサシでなにもかもそれではかろうとしてる
だからそれまでの枠にはまらない,なにか異質なものに出会うと
そこから逃げ出して無視を決め込む
「どういうスタイルの音楽なんですか?いつもはどういったものを聴いてるんですか」って聞くけど
大きなお世話だよ
作り笑顔でそういういかにもな話をされても,全然心にゃ響いてこないぜ

大体そうまでして守らなきゃならないものなんかないじゃないか
だからさっさと諦めて,そんな土俵から降りればいいんだ
そうだよ もう来るとこまで来ちゃったんだよ
こっちはいつでも差し違える覚悟だけどな(なんてな)
言って回らなきゃならないことなんてひとつもない
世の中で上手く立ち回るために,寝る間も惜しんで頑張ってるけど
そんなの頭で知ってるだけじゃ意味なんかない
何より自分に中身がなきゃダメなんだ
だから

なんとでも好きなように呼べよ
名前なんてどうでもいい
そっちがそうだと思う名前で呼べばいい
こう呼ばなきゃなんて決まりなんかない