【歌詞翻訳・意味解説】Frank Ocean/フランク・オーシャン Swim Good/スイム・グッド【歌詞翻訳・意味解説】

アメリカのR&Bシンガー。本名はクリストファー・ブレアクス。
2010年に、タイラー・ザ・クリエイター率いるアーティスト集団OFWGKTAに加入した事で注目を集める。
2011年には、ミックステープ『Nostalgia, Ultra』をリリースし、その退廃的な独特の世界観を持った楽曲は、各方面から非常に高い評価を受けた。
2012年には、公式デビューアルバム『Channel Orange』がリリースされ、初週に13万枚近くを売り上げ、Billboard 200にて初登場2位を記録している。

2013年にはグラミー賞にて、『ベスト・アーバン・コンテンポラリー・アルバム』と『ベスト・ラップ・サング・コラボレーション』を受賞した。

歌詞に登場する808 CDは、Kanye Westの『808s & Heartbreaks』のこととか。

2分辺りで聞こえてくるオート・チューンの声。あれはKanye Westのものだそうです。

歌詞に出てくる「リンカーンのタウンカー」は、トランクが広いことが特徴の一つなのです。が、この車はストレッチ・リムジンにもよく使われます。
リムジンも葬儀を連想させる小道具かもしれません。

普通に歌詞を読んでいると、遊び人だった男がそれが原因で本命の彼女に逃げられ、自分がイヤになって自殺するという曲にも思えます。
しかしもう一度読んでみると、自分を偽っていることが許せず、カムアウトを決心する曲にも思えてきます。
(Frank Oceanは、初恋の相手のことを「he(彼)」と表現した曲を発表してカムアウトしました)

that’s a pretty big trunk
on my lincoln town car ain’t it
big enough to take these broken hearts
and put em in it..
now i’m driving round
on the boulevard trunk bleeding
and everytime the cops pull me over
they don’t ever see them
they never see them

and i’ve got this black suit on
roaming around like i’m ready for a fune-ral
5 more miles till the road runs out

i’m about to drive in the ocean
imma try to swim from something
bigger than me
kick off my shoes
and swim good
and swim good
take off this suit
and swim good
and swim good
good

got some pretty good beats
on this 808cd in
memory seats i’m sitting on stay heated
i would’ve put tints on my windows
but what’s the difference
when i feel like a ghost no Schwayze
ever since i lost my baby
I’ve had this black suit on
roaming around like i’m ready for a fune-ral
one more mile till the road runs out

i’m about to drive in the ocean
imma try to swim from something
bigger than me
kick off my shoes
and swim good
and swim good
take off this suit
and swim good
and swim good
good

i’m going off
don’t try stopping me
i’m going off
don’t try saving me
no flares
no vest
no fear
waves are washing me out

i’m about to drive in the ocean
imma try to swim from something
bigger than me
kick off my shoes
and swim good
and swim good
take off this suit
and swim good
and swim good
good

この車はリンカーンのタウンカーで
かなり大きなトランクがあるけど
そこにも納まらないほど
沢山の人の心を
今まで自分は傷つけてきた
入りきらなくて
トランクの蓋が閉まらないまま
大通りを運転してる
なのに警察に止められることもあっても
車のトランクから
大量の血が流れ出てることには
誰も気づかない

こんな自分を葬り去りたい
だから黒い服を着て
街を彷徨ってる
これならいつでも「葬儀」に出られる
あと5マイルほど行けば
そこで道は終わる

このまま車で海に突っ込みそうだ
必死に泳いで
恐れている「何か」から
自分ではどうしようもない「何か」から
逃げようとしてる
ここを泳ぎ切って
逃げ切れるよう
靴は脱いでしまおう
無事に逃げられるよう
泳ぎの邪魔になりそうな
服も脱ぎ捨てて
泳ぎ切るんだ

この808のCDには*
いい曲が入ってる
座ってるこの「思い出の席」は今も温かい
外から見えないように
窓ガラスにスモークを入れてもいいけど
もうそんなことしても何の意味もない
だって,「ゴースト」のパトリック・スウェイジみたいに
大事な人を失ってしまったんだから
だから黒い服を着て
街を彷徨ってる
これならいつでも「葬儀」に出られる
残りはもう1マイルになった

このまま車で海に突っ込みそうだ
必死に泳いで
恐れている「何か」から
自分ではどうしようもない「何か」から
逃げようとしてる
ここを泳ぎ切って
逃げ切れるよう
靴は脱いでしまおう
無事に逃げられるよう
泳ぎの邪魔になりそうな
服も脱ぎ捨てて泳ぎ切るんだ

これから海に飛び込むよ
何をしてももう止められない
車ごと海に突っ込んでいく
もう誰も手出しできない
照明弾も
救命胴衣もないけど
怖くはない
海がきっと清めてくれるから

このまま車で海に突っ込みそうだ
必死に泳いで
恐れている「何か」から
自分ではどうしようもない「何か」から
逃げようとしてる
ここを泳ぎ切って
逃げ切れるよう
靴は脱いでしまおう
無事に逃げられるよう
泳ぎの邪魔になりそうな
服も脱ぎ捨てて泳ぎ切るんだ

【歌詞翻訳・意味解説】Franz Ferdinand/フランツ・ファーディナン(フェルディナンド) Fresh Strawberries/フレッシュ・ストローベリーズ【歌詞翻訳・意味解説】

スコットランドのロックバンド。
アート・スクール的でポップな編集感覚溢れるそのサウンドは「ダンスとポップの垣根を取り払った」と喧伝される。
エレクトロクラッシュを通過したダンサブルなリズムを導入し、ダンス・フロアでも機能する「踊れる」バンド・サウンドを実現させた。

2004年に発表したデビュー・アルバム『フランツ・フェルディナンド』は各国で爆発的なヒットとなり、トータルセールスは400万枚超。
グラミー賞ノミネートを始め、ブリット・アワード・マーキュリープライズ・NMEアワードという英国3大音楽賞を新人としては史上初めて同時に受賞する快挙も達成した。

翌2005年リリースの2nd『ユー・クッド・ハヴ・イット・ソー・マッチ・ベター』は初登場で全英1位を獲得。
同作からカットされた「ドゥ・ユー・ウォント・トゥ」、「ザ・フォーラン」といったキラー・チューンのシングルヒットも続いた。

今では2000年代にデビューしたバンドでも、とりわけ同時代のUKロックシーンを代表するバンドのひとつとして認められる存在である。

この曲の意味について、Franz FerdinandはNMEに
「これは『答え』を探すことについて歌ったもの。それは自分が信じてる宗教でも、自分が信じてる考え方でも、ただ自分がすごいと思って憧れてる人間でもいい」
と答えています。
こう考えると歌詞に突然登場する「取扱い説明書(the instruction manual)」は、聖書や経典あるいは思想書などなのかもしれません。

We are fresh strawberries
Fresh burst of red strawberries
Ripe, turning riper in the bowl
We will soon be rotten
We will all be forgotten
Half remembered rumours of the old

So wouldn’t it be easy with
Something to believe in that could
Give us more
Than here’s my work
So where’s my pay
To buy what I don’t need?
Wouldn’t it be easy to believe? (To believe?)
To believe? (To believe?)

Thieves believe
Everybody steals
I believe there’s nothing to believe
But I’d love the manual
The instruction manual
Oh, liars
Swear that they never lie

Wouldn’t it be easy with
Something to believe in that could
Give us more
Than here’s my years
So now they’re gone
It’s time for me to leave
Wouldn’t it be easy to believe? (To believe?)
To believe?

Wouldn’t it be easy to believe?
Wouldn’t it be easy to believe?

We are fresh strawberries
Fresh burst of red strawberries
Ripe, turning riper – so…

Wouldn’t it be easy?
Something could give us more
But I don’t know
No I don’t know
I don’t know what I need
Wouldn’t it be easy
Oh couldn’t it be easy
Shouldn’t it be easy
To believe?

摘みたての苺なんだよ
はちきれそうな真っ赤な苺
すぐに食べられる状態だから
ボウルなんかに入れてると
その間に熟し過ぎる
そしてすぐに腐っていく
年寄りの頭の中にある
あやふやなウワサみたいに
記憶の中から消えていくんだ

もしそうなら
それさえあれば幸せだって
思えることをした方が
ただ仕事して
給料貰ってその金で
欲しくもないものを買うよりも
楽しいと思わないか?
そう思った方が楽だろ?(そうだろ?)
そう思わないか?(思うだろ?)

他人のものを盗むやつは
誰でもそうすると思ってる
自分では
信じられるものは何もないって
そんな風に信じてるけど
「説明書」は有難い
「取扱い説明書」はね *
そうそうウソつきどもは
ウソなんて一度もついてませんて
そういう風に言うんだよ

楽じゃないか?
もっと幸せになれると
思えることをした方が
ただこんな風に漫然と
人生を送ってその結果
大切な人生の時間を何年も
ムダしてしまうより
こんなこと
いい加減止めた方がいい
そう思った方が楽だろ?(そうだろ?)
そう思わないか?

そう思った方が楽だろ?
そう思わないか?

摘みたての苺なんだよ
はちきれそうな真っ赤な苺
すぐに食べられる状態だから
・・・

楽じゃないか?
もっと幸せになれることが
この世の中にはあるかもって
そんな風に思う方が
だけどわからない
本当にわからないんだ
自分には
一体何が必要なのか
難しくないし
簡単なのかも
すぐに出来るはずだよな?
そういう風に考えるのは

【歌詞翻訳・意味解説】From Indian Lakes/フロム・インディアン・レイクス Ghost/ゴースト【歌詞翻訳・意味解説】

アメリカのオルタナ・インディーロックバンド。

曲自体は美しいのですが、ミュージック・ヴィデオはかなり物騒で4人の人間が残酷な方法で殺されようとしています。一体どういう理由でこうなってしまったのか。ヴィデオを見ても手がかりがないのでわかりません。

また歌詞自体も具体性を欠いています。歌詞に登場する相手は誰なのか?主人公の親友、恋人、子どもそして主人公本人か?
相手を誰にするかで訳文が大幅に変わります。

I became everything and all at once I was nothing
But I couldn’t take anymore
Could I hold it in my hands?
I can taste it on my tongue
But I couldn’t keep it all in my grasp
Too many times I was collapsing
I could only get so far
Who am I to expect anything?

And if you never make another sound
How can I hope to ever find you now?
If I’m gone before I hit the ground
How can I hope to be where you are

When you’re caught inside when the world
just passes it takes too long to slow down
you’re barely alive,
I used to be you and I can’t go back
Now I’m a ghost of what I once was
Now I’m a ghost of what I once was

So I began to hate everything all at once I was running
But I couldn’t fake it anymore
Could you hear me screaming out?
Were you trying to shake me out of my sleep?

And if you never make another sound
How can I hope to ever find you now
And if you’re gone before I hit the ground
How can I hope to be where you are

When you’re caught inside when the world just passes
and it takes you long to slow down
Barely alive, I used to be you and I can’t go back
Now I’m a ghost of what I once was
Now I’m a ghost of what I once was

I could always tell you you’re getting away from me
But how could I let you see
It’s so hard to love anything
Now I’m a ghost of what I once was
Now I’m a ghost of what I once was

Now I’m a ghost of what I once was
Now I’m a ghost

あの頃は
世界の中心だったのに
突然見向きもされなくなった
だけどもう無理なんだ
この手で掴んでいられれば
味だってちゃんとわかるほど
すぐ近くにあるっていうのに
この手でしっかりつかまえて
繋ぎ留めていられない
もうダメになりそうな
ことが今まで何度もあって
もう限界が来てるんだ
まだ何かを待ってるなんて
そんなの欲張り過ぎるだろ?

声に出して
何か言ってくれないと
このままじゃ
お前を見つけてやれないよ
もう無理だって
地面に落ちてしまう前に
さっさと諦めてしまったら
今お前のいるとこに
行ってやれるわけないよ

お前が内にこもってしまって
抜け出せなくなってるのに
そんなことにはお構いなしに
世の中がただ流れていくと
焦っちゃダメだと思っても
なかなかそうはなれなくて
かろうじて生きてるだけの
そんな状態になるんだよ
俺だって昔はお前と変わらなかった
だけどもう
戻るわけにはいかないんだよ
今の自分はあの頃の
自分の抜け殻みたいなもんだ

それで突然に
なにもかもがイヤになって
そこから逃げ出してたけど
もうこれ以上
誤魔化すなんて無理なんだ
この叫びが聞こえるだろ?
あの頃お前は必死になって
夢を見ているこの俺の
目を覚まそうとしてたのか?

声に出して
何か言ってくれないと
このままじゃ
お前を見つけてやれないよ
もう無理だって
地面に落ちてしまう前に
さっさと諦めてしまったら
今お前のいるとこに
行ってやれるわけないよ

お前が内にこもってしまって
抜け出せなくなってるのに
そんなことにはお構いなしに
世の中がただ流れていくと
焦っちゃダメだと思っても
なかなかそうはなれなくて
かろうじて生きてるだけの
そんな状態になるんだよ
俺だって昔はお前と変わらなかった
だけどもう
戻るわけにはいかないんだよ
今の自分はあの頃の
自分の抜け殻みたいなもんだ

お前との
距離がどんどん広がってる
いつだって
それくらいはわかってるけど
どうすればそのことを
お前にわかってもらえるんだよ?
何かを大事にするってことが
とにかくすごく大変なんだ
今の自分はあの頃の
自分の抜け殻みたいなもんだ

今の自分はあの頃の
自分の抜け殻みたいなもので
本当に生きてる気がしない

この曲は、相手を誰にするかで訳文が大幅に変わります。例えば冒頭のこの部分:

I became everything and all at once I was nothing

仮に1) 相手が自分以外の人物であった場合は以下のように;

あの頃は
世界の中心だったのに
突然見向きもされなくなった

とするのが良いように思われますが,

2) 自分自身に語りかけていると考えると;

あの頃は
何でもできる気がしたのに
突然何もできなくなった

と訳した方がわかりやすいような気がします。