アメリカのギタリスト、ボーカリスト、音楽プロデューサー。出生名は、John Anthony Gillis。
類稀な音楽的価値観と才能から、音楽界では不思議な存在とされており、アメリカのルネッサンス的な人物と評されている。

シングル「Steady as she goes」が大ヒット。続くアルバム「Broken Boy Soldiers」は、ビルボードのアルバムチャートに初登場7位で入り、グラミー賞2部門でノミネートされた。

2003年にアカデミー賞を受賞した『コールドマウンテン』で、ジョージア役に抜擢。作品の中ではアパラチアの歌を数曲演奏している。
他にも、ジム・ジャーミッシュ監督の『コーヒー&シガレッツ』のエピソード「Jack Shows Meg His Testla Coil」に本人の役で、ジャド・アパトー製作のコメディ『ウォーク・ハード ロックへの階段』(07/未)にエルビス・プレスリー役で特別出演した。

Jack WhiteはNMEのインタヴューで
「恋(愛)をすることで生じる苦しみから、主人公が何かを学ぼうとしてる」
と語っています。
主人公は辛いだけだからと自分に言い聞かせ、「恋」から距離を置こうとしますが、それがさほど上手くいっているようには思えません。

I want love to: roll me over slowly,
Stick a knife inside me, and twist it all around.
I want love to: grab my fingers gently,
Slam them in a doorway, Put my face into the ground.
I want love to: murder my own mother,
Take her off to somewhere, like hell, or up above.
And I want love to: change my friends to enemies,
Change my friends to enemies, and show me how it’s all my fault.

And I won’t let love disrupt, corrupt or interrupt me
I won’t let love disrupt, corrupt or interrupt me
Yeah I won’t let love disrupt, corrupt or interrupt me, anymore.

I want love to: walk right up and bite me,
Grab a hold of me and fight me, leave me dying on the ground.
I want love to: split my mouth wide open,
And cover up my ears and never let me hear a sound
I want love to: forget that you offended me,
Or how you have defended me when everybody tore me down
Yeah and I want love to: change my friends to enemies,
Change my friends to enemies, and show me how it’s all my fault.

Yeah I won’t let love disrupt, corrupt or interrupt me
I won’t let love disrupt, corrupt or interrupt me
Yeah I won’t let love disrupt, corrupt or interrupt me, anymore.

「恋」なんていうものは
この体をゆっくり転がして
そこにナイフを突き立てて
体の奥を抉ってくる
「恋」なんていうものは
この指を優しく掴んでおいて
ドアに挟んで痛めつけ
顔を地面にこすり付ける
「恋」なんていうものは
実の母親でさえ殺してしまって
地獄だか天国だか知らないが
遠いところへ連れていく
「恋」なんていうものに
うつつを抜かしてしまったら
友人がすっかり敵になって
こうなったのはなにもかも
お前のせいだと言われるんだ

だから「恋」なんてものには手を出さない
そんなものに邪魔されたり
ダメにされたり
口出しされるのはイヤなんだよ

「恋」なんていうものは
あっという間に近づいてきて
こっちに噛みついてくる
掴みかかって痛めつけ
そのままそこに置き去りにする
「恋」なんていうものは
こっちを有頂天にさせたまま
その耳を覆ってしまって
何も聞こえなくしてしまう
「恋」なんていうものは
相手に傷つけられたことや
周りから非難された時
相手に救われたっていうことも
忘れさせてしまうんだ
「恋」なんていうものに
うつつを抜かしてしまったら
友人がすっかり敵になって
こうなったのはなにもかも
お前のせいだと言われるんだ

だから「恋」なんてものには手を出さない
そんなものに邪魔されたり
ダメにされたり
口出しされるのはイヤなんだよ