イギリスのシンガー・ソングライター、音楽プロデューサー。
2011年、自身の名を冠したデビュー・アルバム『James Blake』をリリース。この年のイギリス・マーキュリー賞にノミネートした。
2013年リリースの2作目となるアルバム『Overgrown』はマーキュリー賞で大賞に輝いた。
第56回グラミー賞においては、最優秀新人賞にノミネートしている。

ハーモニミクス (Harmonimix)名義で他アーティストのリミックス楽曲のリリースも行っている。

コロシアムへの参加や、ジョン・ウェットンとのモーガル・スラッシュにおける活動で知られるジェイムズ・リザーランドを父に持つ。
1stアルバムに収録された『Wilhelm Scream』は父の曲のカヴァー。

Songfactによれば、
「この曲でJames BlakeはEmily Dickinsonの詩『いたるところに苔がはびこり』(All overgrown by cunning moss)を参考にしている」そうです。
この詩は生命の無常を表したもので、この考え方がOvergrownというアルバム全体に流れています。

また,カナダ人アーティストのJoni Mitchellと出会い、彼女が長年に渡ってキャリアを築いていることに影響されてこの曲を書いたとも言われています。

I don’t want you to know
I took it with me
But when things are thrown away like they are daily
Time passes in the constant state
So if that is how it is

I don’t wanna be a star
But a stone on the shore
Long door, frame the wall
When everything’s overgrown

But what she really really wanted was my rights in the rooms
And I wouldn’t understand that I would try to play along

教えるつもりはないから
自分の心の中にしまっておいた
だけどどんなことに対しても
それに執着せずにいられたら
時間も淡々と流れてゆく
だからそういうことなら

美しく輝いても
朝が来れば消えてしまう
そんな星にはならなくていい
それよりも浜辺にある石になり
変わらず静かに過ごしていたい
壁に開いた大きなドアの枠になり
なにもかもが雑草に覆われて
滅びてしまった時にも
そこにいたい

だけど彼女が本当に望んでたのは
出し抜かれないことだったんだ
なのにそこまでわかってても
言われた通りにしようとしてた
そんな自分がわからない