フィリピンの女性歌手。本名は、カーマイン・クラリス・レルシオ・ペンペンコ。

YouTubeから人気を得た歌手で、オプラ・ウィンフリーに「世界一才能のある少女」と称された。
デビュー・アルバム『シャリース』がBillboard 200アルバムチャートで初登場8位を記録し、アジア人アーティストとして初の同チャートトップ10入りを果たした。

Charice ft. Iyaz

ChariceがTVでこの曲を歌っているのを耳にした時、私は彼女が日本人だと思い、その力強い歌声に圧倒されました。
そこでネットで調べたところ、実はフィリピン人であることが判明しました。

(日本人にこんなパワフルなシンガーが!と期待していたので)正直やや落胆はしたものの、それでも彼女がアジア人であること知って喜んだ記憶があります。彼女のお蔭で、「力強い歌声という才能は、なにもアフリカ系やヨーロッパ系の人に限って与えられるものではない」とわかりました。

Shawty’s love is like a pyramid (ooh)
We stand together till the very end (eh ooh)
There’ll never be another love for sure (ooh)
Iyaz and Charice let we go

Stones, heavy like the love you’ve shown
Solid as the ground we’ve known
And I just wanna carry on
We took it from the bottom up
And even in a desert storm
Sturdy as a rock we hold
Wishing every moment froze
Now I just wanna let you know
Earthquakes can’t shake us
Cyclones can’t break us
Hurricanes can’t take away our love

[Chorus:]
Pyramid, we built this on a solid rock
It feels just like it’s heaven’s touch
Together at the top, like a pyramid
And even when the wind is blowing
We’ll never fall just keep on going
Forever we will stay, like a pyramid

Like a pyramid like a pyramid eh (ooh)
Like a pyramid like a pyramid eh (ooh)
Like a pyramid like a pyramid eh eh (oooh)
Cold, never ever when you’re close
We will never let it fold
A story that was never told
Something like a mystery
And every step you took we’ve grown
Look how fast our time has flown
A journey to a place unknown
We’re going down in history
Earthquakes can’t shake us
Cyclones can’t break us
Hurricanes can’t take away our love

[Chorus]

Pyramid, keep it going

Like a pyramid girl let me show you
That I love you so much
That we gonna get through (oh oh)
Even when there’s storms
I will never go, Ima be the one to keep you safe (hey)
Before was our love back it up more than enough
Holding on to one another be the cover when it’s rough (oh oh)
Mother nature (hey) or disaster won’t stop at happy ever after

[Chorus]

[Charice:]
Pyramid, keep it going

Built this on a solid rock
It feels just like it’s heaven’s touch
Together at the top, like a pyramid
And even when the wind is blowing
We’ll never fall just keep on going
Forever we will stay, like a pyramid

Pyramid, pyramid, pyramid, pyramid
Pyramid, pyramid, pyramid

[Charice:]
Pyramid [whispered]

あの子の気持ちは揺るぎない
まるでピラミッドみたいだから
最後まで2人一緒に頑張るんだ
他のものなんて当てにはならない
IyazとChariceが教えてやるよ

君の気持ちのように少々のことじゃびくともしない
そんな石を
お互いが知ってる
土台の上に
最初から少しずつ積み上げて
「絆」という名前のピラミッドを作るんだ
激しい砂漠の砂嵐が襲ってきても
岩のようにそこを動かず
決してたじろいだりもしない
この瞬間を忘れたくないから
これだけは覚えてて
地震が来てもびくともしない
竜巻にだって負けたりしない
ハリケーンさえも怖くない
それくらい
2人の気持ちは強いんだ

これから「絆」という名前のピラミッドを
しっかりとした土台の上に建てるんだ
そこにあると思うだけで,天にも昇る気持ちになる
だからピラミッドのように堂々と
そこで一緒に頑張ろう
どんなに強い風が吹いたって
決してそこから落ちたりしない
ピラミッドのように
2人の「絆」は変わらない
いつまでもそのままずっとそこにある

ピラミッドのように

そばにいると,寒さや寂しさも忘れるよ
決してバラバラになったりしない
まだ誰も知らない2人の物語を
ミステリーのように
手探りしながら紡ぎ出そう
そうするうちに2人一緒に成長できる
こんなに早く時間が過ぎるなんて
まだ行ったことのない場所へ
一緒に旅してる気がするよ
歴史に名前を残すんだ
地震が来てもびくともしない

竜巻にだって負けたりしない
ハリケーンさえも怖くない
それくらい
2人の気持ちは強いんだ

これから「絆」という名前のピラミッドを
しっかりとした土台の上に建てるんだ
そこにあると思うだけで,天にも昇る気持ちになる
だからピラミッドのように堂々と
そこで一緒に頑張ろう
どんなに強い風が吹いたって
決してそこから落ちたりしない
ピラミッドのように
2人の「絆」は変わらない
いつまでもそのままずっとそこにある

ピラミッドのように,この気持ちを持ち続けよう

遠くからでも見えるピラミッドのように
この気持ちがはっきりわかるだろ?
一緒にこのまま乗り越えよう
何度苦しい時がやってきても
何があっても逃げたりせずに,盾になって守ってみせる
2人のつながりがあれば心配いらない
お互いを信じて,辛い時も助け合おう
そうすれば,たとえ何が起こっても
ずっと幸せに暮らしていける

これから「絆」という名前のピラミッドを
しっかりとした土台の上に建てるんだ
そこにあると思うだけで,天にも昇る気持ちになる
だからピラミッドのように堂々と
そこで一緒に頑張ろう
どんなに強い風が吹いたって
決してそこから落ちたりしない
ピラミッドのように
2人の「絆」は変わらない
いつまでもそのままずっとそこにある

この気持ちを持ち続けて
これから「絆」という名前のピラミッドを
しっかりとした土台の上に建てるんだ
そこにあると思うだけで,天にも昇る気持ちになる
だからピラミッドのように堂々と
そこで一緒に頑張ろう
どんなに強い風が吹いたって
決してそこから落ちたりしない
ピラミッドのように
2人の「絆」は変わらない
いつまでもそのままずっとそこにある

(補足)

この曲もメタファー満載で、歌詞を見つつ聴いていると、なんとなくわかったような気になるのです。が、これを日本語にしようとすると、結構大変であることに気付きます。

思うに今回の和訳を難しくしている最大の原因は、「メッセージが明白かつ単純過ぎる」点。
美辞麗句を尽くして語ってもいいのですが、最終的には「幸せーッ」なので、それ以上に話を持っていきようがない。
そのため中途半端な訳文にすると(いやたとえどれほど技巧の粋を尽くした訳文であっても)、「ハイハイ。お幸せにね・・・」ということになってしまいます。
この身も蓋もないメッセージをいかに意味のあるものに見せるかが訳者の腕の見せ所であると思っているのですが・・・・やっぱり自信がありません。

私自身こういう話を聞かされることが非常に多いため、最初の一言二言ですでに結末が読めてしまい、話を真面目に聞けずに顰蹙を買っているタイプなので、自分の訳文を読みながら
「なんでピラミッドなんだよ!話を大きくし過ぎだろ!」
とツッコミを入れてしまいました。