【歌詞翻訳・意味解説】Amy Winehouse/エイミー・ワインハウス You Know I’m No Good/ユー・ノウ・アイム・ノー・グッド【歌詞翻訳・意味解説】

イギリスのソウルミュージック、ジャズ、R&Bのシンガーソングライター。
本名は、エイミー・ジェイド・ワインハウス。
1960年代の初期ソウルミュージックを思わせる生演奏のバンドを従え、ビリー・ホリデイのようなハスキーな歌唱が持ち味である。

アルバム『フランク』、『バック・トゥ・ブラック』は高い評価を受けた。
2008年の第50回グラミー賞ではカニエ・ウェストの8部門に次ぐ主要4部門を含む6部門でノミネートされ、最優秀新人賞や最優秀楽曲賞など5部門を受賞した。

2011年7月23日に急死した。死因は急性アルコール中毒。

この主人公には、Amy Winehouse自身が投影されているような気がします。
何故そういう風に考えてしまったのかはわかりませんが、これほどのアーティストでありながら、彼女は自分には価値がないと思っていたようです。
うつ病や依存症のせいかもしれません。

今は彼女があちらで幸せにしていることを祈りたいと思います。
(2011年7月23日にアルコール中毒で急逝)

Meet you downstairs in the bar and heard,
Your rolled up sleeves in your skull t-shirt,
You say “why did you do it with him today?”,
And sniffed me out like I was Tanqueray,

‘Cause you’re my fella, my guy,
Hand me your stella and fly,
By the time I’m out the door,
You tear men down like Roger Moore,

I cheated myself,
Like I knew I would,
I told you I was trouble,
You know that I’m no good,

Upstairs in bed, with my ex boy,
He’s in a place, but I can’t get joy,
Thinking on you in the final throes,
This is when my buzzer goes,
Run out to meet you, chips and pitta,
You say ‘when we married”,
‘cause you’re not bitter,
“There’ll be none of him no more,”
I cried for you on the kitchen floor,

I cheated myself,
Like I knew I would,
I told you I was trouble,
You know that I’m no good,

Sweet reunion, Jamaica and Spain,
We’re like how we were again,
I’m in the tub, you on the seat,
Lick your lips as I soak my feet,
Then you notice little carpet burn,
My stomach drops and my guts churn,
You shrug and it’s the worst,
Who truly stuck the knife in first

I cheated myself,
Like I knew I would
I told you I was trouble,
You know that I’m no good,

I cheated myself,
Like I knew I would
I told you I was trouble,
Yeah, you know that I’m no good.

バーの下の階で会ってこう聞かれたの
袖を巻き上げて,スカル(骸骨)の柄のTシャツを着てた
「なんでヤツとこんなことするんだ?」って言いながら
アタシの体を嗅ぎまわった
まるでジンのタンカリーかなにかみたいに
だからこう言ってあげたの
バカね 好きな男はひとりだけ あたしの彼氏はあんたでしょ?
さあそのステラの瓶を寄越して,さっさと行ってきて
アタシが店を出る頃には
あの人は店で大暴れ
007のロジャー・ムーアみたいにね*

好きでもない相手と寝ちゃったの
そうなるんじゃないかと思ってたけど
言ったでしょ 苦労するって
もうつまんない女だってわかったでしょ?

2階のベッドで元彼と寝た
あっちは満足したみたいだけど
あたしは全然ダメだった
最後はあの人のことを想ってた
そしたらケイタイが鳴ったから
そこを飛び出して,急いであの人に会いに行ったの
そしたら言われた
「こんなこと式を挙げるまでだからな」
優しいんだね
「ヤツとはすっぱり別れてくれよ」
あの人に悪くて,台所の床で泣いたよ

好きでもない相手と寝ちゃったの
そうなるんじゃないかと思ってたけど
言ったでしょ 苦労するって
もうつまんない女だってわかったでしょ?

それでも,スペインとジャマイカがみたいに
どうにかお互い仲直りした
2人で一緒にお風呂に入って
あたしはバスタブ,あの人は洗い場
足をお湯に浸けながら
自分からあの人にキスしたよ
だけどその時見つかっちゃったの
肘に出来た浮気の証拠
床のカーペットで擦れた小さな傷が
どうしようって,キリキリ胃が痛んだよ
傷を見て,あの人は諦めたみたいに肩をすくめた
責められる方がマシだった
まるでナイフで刺されたみたいに
覚えがないほど傷ついたよ

好きでもない相手と寝ちゃったの
そうなるんじゃないかと思ってたけど
言ったでしょ 苦労するって
もうつまんない女だってわかったでしょ?

好きでもない相手と寝ちゃったの
そうなるんじゃないかと思ってたけど
言ったでしょ 苦労するって
もうつまんない女だってわかったでしょ?

【歌詞翻訳・意味解説】Amy Winehouse/エイミー・ワインハウス Back To Black/バック・トゥ・バック【歌詞翻訳・意味解説】

イギリスのソウルミュージック、ジャズ、R&Bのシンガーソングライター。
本名は、エイミー・ジェイド・ワインハウス。
1960年代の初期ソウルミュージックを思わせる生演奏のバンドを従え、ビリー・ホリデイのようなハスキーな歌唱が持ち味である。

アルバム『フランク』、『バック・トゥ・ブラック』は高い評価を受けた。
2008年の第50回グラミー賞ではカニエ・ウェストの8部門に次ぐ主要4部門を含む6部門でノミネートされ、最優秀新人賞や最優秀楽曲賞など5部門を受賞した。

2011年7月23日に急死した。死因は急性アルコール中毒。

コウモリや猫と違い、我々人間は生物学的にも生理学的にも夜行性ではありません。
通常、「黒」や「闇」という単語は、「違法」「抑うつ」「絶望」「悪魔」などの負の意味を持つ言葉を連想させます。それはおそらくこういう理由でしょう。
これに対して、「白」や「光」は、「正直」「潔白」「無垢」などの正の意味を持つ言葉を連想させます。

さてこの曲。確かに悲しく、気の滅入る感じで、また葬儀の情景を描いたミュージック・ヴィデオがそれに拍車をかけています。
しかし、仮に人間が夜行性だったらどうでしょうか?

もしそうなら、この曲は全く違うイメージになるのではないでしょうか?
人間が夜行性なら、「黒」は安らぎや平穏といった言葉を連想させるはずです。
その場合、
Black, black, black, black, Black, black, black, I go back to, I go back to
の箇所は、いわば「良かった。これでやっとまた安心できる」といったような意味になるのかもしれません。

[Verse 1: Amy]
He left no time to regret
Kept his dick wet
With his same old safe bet
Me and my head high
And my tears dry
Get on without my guy
You went back to what you knew
So far removed
From all that we went through
And I tread my troubled track
My odds are stacked
I’ll go back to black…

[Hook]
We only said Goodbye with words
I died a hundred times
You go back to her and I go back to us

[Verse 2: Amy]
I loved you much;
It’s not enough
You love blow
And I love puff
And life, is like a pipe
And I’m a tiny penny rollin’
Up the walls inside

[Hook]
We only said goodbye with words
I died a hundred times
You go back to her when I go back to

We only said goodbye with words
I died a hundred times
You go back to her and I go back to

[Bridge: Amy]
Black, black, black, black
Black, black, black
I go back to
I go back to

[Hook]
We only said goodbye with words
I died a hundred times
You go back to her and I go back to black

あいつは後悔なんかしたりしない
すぐに女を作ってよろしくやってる
相手は昔なじみのあの女
だけど気にしない 立ち直ってみせる
流した涙も乾いたよ
男なんかいなくてもやってける
なのに,あんたは前の女とよりを戻して
あたしのもとを離れて行った
2人の間に起こったいざこざなんか
今じゃ忘れて楽しくやってる
なのにこっちはまたどん底
抜け出す手立ても見つからなくて
あの暗闇に逆戻り

確かに別れるとは言ったけど,形だけだと思ってた
なのにそうじゃなかったから
あたしは何度も傷ついた
そっちはあの女とよりを戻してるのに
こっちは思い出を巻き戻してる

あんたが死ぬほど好きだったけど
それだけじゃダメだった
そっちが好きなのはコカインで
あたしが好きなのはハッパだもん
この生活はパイプみたい
あたしは小さな硬貨で
くるくると回りながらパイプの内側の壁を昇ってる
だけどそこからは出られない

確かに別れるとは言ったけど,形だけだと思ってた
なのにそうじゃなかったから
あたしは何度も傷ついた
そっちはあの女とよりを戻してるのに
こっちは思い出を巻き戻してる

確かに別れるとは言ったけど,形だけだと思ってた
なのにそうじゃなかったから
あたしは何度も傷ついた
そっちはあの女とよりを戻してるのに
こっちは思い出を巻き戻してる

もう今はどこまで行っても暗闇しかない
その暗闇に,絶望に
あたしはこうして逆戻り

確かに別れるとは言ったけど,形だけだと思ってた
なのにそうじゃなかったから
あたしは何度も傷ついた
そっちがあの女とよりを戻したから
あたしの心はまた暗闇に逆戻り

(補足)

英語歌詞だけ見ると、一見、登場人物は4人いるような感じがするかもしれません。
「あの人」「あんた/そっち」「あの女」そして主人公です。

ただ、「あの人」と「あんた/そっち」はおそらく同じ人物ではないでしょうか。
主人公が「あの人」と言っている時は、我々曲を聴いている人間に語りかけており、一方、「あんた/そっち」と言う時は、相手にそう語りかけているという点が違うだけです。

【歌詞翻訳・意味解説】Amy WInehouse/エイミー・ワインハウス Love Is A Losing Game/ラヴ・イズ・ア・ルージング・ゲーム【歌詞翻訳・意味解説】

イギリスのソウルミュージック、ジャズ、R&Bのシンガーソングライター。
本名は、エイミー・ジェイド・ワインハウス。
1960年代の初期ソウルミュージックを思わせる生演奏のバンドを従え、ビリー・ホリデイのようなハスキーな歌唱が持ち味である。

アルバム『フランク』、『バック・トゥ・ブラック』は高い評価を受けた。
2008年の第50回グラミー賞ではカニエ・ウェストの8部門に次ぐ主要4部門を含む6部門でノミネートされ、最優秀新人賞や最優秀楽曲賞など5部門を受賞した。

2011年7月23日に急死した。エイミー・ワインハウスの死因は急性アルコール中毒で、27歳だった。

ロシアの作家 トルストイ曰く
「幸せな家族はみな似ているが、不幸な家族の形はそれぞれ違っている」
とか。
これは曲にも言えることで
「ハッピーなラヴソングはみな似ているが、そうでないラヴソングはそれぞれ違っている」ということでしょう。

Amy Winehouseは、2011年の7月23日に亡くなりました。
このような優れたソングライターを失ったことが悔やまれます。

For you I was a flame
Love is a losing game
Five story fire as you came
Love is a losing game

One I wish I never played
Oh what a mess we made
And now the final frame
Love is a losing game

Played out by the band
Love is a losing hand
More than I could stand
Love is a losing hand

Self professed… profound
Till the chips were down
…know you’re a gambling man
Love is a losing hand

Though I battle blind
Love is a fate resigned
Memories mar my mind
Love is a fate resigned

Over futile odds
And laughed at by the gods
And now the final frame
Love is a losing game

一緒にいたときは夢中だった
恋なんて先に好きになった方が負け
なのに出会ってすぐに我を忘れた
だけどそれが恋ってもの

こんな恋なんてしなければよかった
あんなに辛い思いまでしたのに
もうここで終わりなんて
だけどそれが恋なんだよね

バンドの魔法で恋したけど
一方通行の恋には先がない
これ以上は耐えられない
好きになった方が負けなんて

「恋」ってものに恋してた・・・最初は最高だった
だけど,本当の気持ちを伝えたら
相手は遊びだってわかったよ
好きになったら負けなんだ

後先考えずに恋したけど
いつかはこうなる運命だったのかも
だけど2人の思い出が苦しいよ
仕方ないことだとわかっていても

最初から勝ち目なんてなかった
どうやっても無理だった
そしてとうとう終わりが来た
この恋にもう先はない