スコットランドのロックバンド。
アート・スクール的でポップな編集感覚溢れるそのサウンドは「ダンスとポップの垣根を取り払った」と喧伝される。
エレクトロクラッシュを通過したダンサブルなリズムを導入し、ダンス・フロアでも機能する「踊れる」バンド・サウンドを実現させた。

2004年に発表したデビュー・アルバム『フランツ・フェルディナンド』は各国で爆発的なヒットとなり、トータルセールスは400万枚超。
グラミー賞ノミネートを始め、ブリット・アワード・マーキュリープライズ・NMEアワードという英国3大音楽賞を新人としては史上初めて同時に受賞する快挙も達成した。

翌2005年リリースの2nd『ユー・クッド・ハヴ・イット・ソー・マッチ・ベター』は初登場で全英1位を獲得。
同作からカットされた「ドゥ・ユー・ウォント・トゥ」、「ザ・フォーラン」といったキラー・チューンのシングルヒットも続いた。

今では2000年代にデビューしたバンドでも、とりわけ同時代のUKロックシーンを代表するバンドのひとつとして認められる存在である。

この曲の意味について、Franz FerdinandはNMEに
「これは『答え』を探すことについて歌ったもの。それは自分が信じてる宗教でも、自分が信じてる考え方でも、ただ自分がすごいと思って憧れてる人間でもいい」
と答えています。
こう考えると歌詞に突然登場する「取扱い説明書(the instruction manual)」は、聖書や経典あるいは思想書などなのかもしれません。

We are fresh strawberries
Fresh burst of red strawberries
Ripe, turning riper in the bowl
We will soon be rotten
We will all be forgotten
Half remembered rumours of the old

So wouldn’t it be easy with
Something to believe in that could
Give us more
Than here’s my work
So where’s my pay
To buy what I don’t need?
Wouldn’t it be easy to believe? (To believe?)
To believe? (To believe?)

Thieves believe
Everybody steals
I believe there’s nothing to believe
But I’d love the manual
The instruction manual
Oh, liars
Swear that they never lie

Wouldn’t it be easy with
Something to believe in that could
Give us more
Than here’s my years
So now they’re gone
It’s time for me to leave
Wouldn’t it be easy to believe? (To believe?)
To believe?

Wouldn’t it be easy to believe?
Wouldn’t it be easy to believe?

We are fresh strawberries
Fresh burst of red strawberries
Ripe, turning riper – so…

Wouldn’t it be easy?
Something could give us more
But I don’t know
No I don’t know
I don’t know what I need
Wouldn’t it be easy
Oh couldn’t it be easy
Shouldn’t it be easy
To believe?

摘みたての苺なんだよ
はちきれそうな真っ赤な苺
すぐに食べられる状態だから
ボウルなんかに入れてると
その間に熟し過ぎる
そしてすぐに腐っていく
年寄りの頭の中にある
あやふやなウワサみたいに
記憶の中から消えていくんだ

もしそうなら
それさえあれば幸せだって
思えることをした方が
ただ仕事して
給料貰ってその金で
欲しくもないものを買うよりも
楽しいと思わないか?
そう思った方が楽だろ?(そうだろ?)
そう思わないか?(思うだろ?)

他人のものを盗むやつは
誰でもそうすると思ってる
自分では
信じられるものは何もないって
そんな風に信じてるけど
「説明書」は有難い
「取扱い説明書」はね *
そうそうウソつきどもは
ウソなんて一度もついてませんて
そういう風に言うんだよ

楽じゃないか?
もっと幸せになれると
思えることをした方が
ただこんな風に漫然と
人生を送ってその結果
大切な人生の時間を何年も
ムダしてしまうより
こんなこと
いい加減止めた方がいい
そう思った方が楽だろ?(そうだろ?)
そう思わないか?

そう思った方が楽だろ?
そう思わないか?

摘みたての苺なんだよ
はちきれそうな真っ赤な苺
すぐに食べられる状態だから
・・・

楽じゃないか?
もっと幸せになれることが
この世の中にはあるかもって
そんな風に思う方が
だけどわからない
本当にわからないんだ
自分には
一体何が必要なのか
難しくないし
簡単なのかも
すぐに出来るはずだよな?
そういう風に考えるのは