アメリカのR&Bシンガー。本名はクリストファー・ブレアクス。
2010年に、タイラー・ザ・クリエイター率いるアーティスト集団OFWGKTAに加入した事で注目を集める。
2011年には、ミックステープ『Nostalgia, Ultra』をリリースし、その退廃的な独特の世界観を持った楽曲は、各方面から非常に高い評価を受けた。
2012年には、公式デビューアルバム『Channel Orange』がリリースされ、初週に13万枚近くを売り上げ、Billboard 200にて初登場2位を記録している。

2013年にはグラミー賞にて、『ベスト・アーバン・コンテンポラリー・アルバム』と『ベスト・ラップ・サング・コラボレーション』を受賞した。

この曲で歌われているような、超がつくほど裕福な家庭に生まれ育った子どもであれば、小遣いで大阪城や淀川のひとつやふたつくらい買えるかもしれません。

仮にそうであるとすれば、Frank Oceanの『Thinkin’ Bout You』とはその点でつながるのかもしれません。

Too many bottles of this wine we can’t pronounce
Too many bowls of that green, no lucky charms
The maids come around too much
Parents ain’t around enough
Too many joy rides in daddy’s jaguar
Too many white lies and white lines
Super rich kids with nothing but loose ends
Super rich kids with nothing but fake friends

Start my day up on the roof
There’s nothing like this type of view
Point the clicker at the tube
I prefer expensive news
New car, new girl
New ice, new glass
New watch, good times babe
It’s good times, yeah
She wash my back three times a day
This shower head feels so amazing
We’ll both be high, the help don’t stare
They just walk by, they must don’t care
A million one, a million two
A hundred more will never do

Too many bottles of this wine we can’t pronounce
Too many bowls of that green, no lucky charms
The maids come around too much
Parents ain’t around enough
Too many joy rides in daddy’s jaguar
Too many white lies and white lines
Super rich kids with nothing but loose ends
Super rich kids with nothing but fake friends

Real love, I’m searching for a real love
Real love, I’m searching for a real love
Oh, real love

Close your eyes for what you can’t imagine, we are the xany gnashing
Caddy smashing, bratty ass, he mad, he snatched his daddy’s Jag
And used the shit for batting practice, adamant and he thrashing
Purchasing crappy grams with half the hand of cash you handed
Panicking, patch me up, Pappy done latch keyed us
Toying with Raggy Anns and mammy done had enough
Brash as fuck, breaching all these aqueducts; don’t believe us
Treat us like we can’t erupt, yup

We end our day up on the roof
I say I’ll jump, I never do
But when I’m drunk I act a fool
Talking ‘bout , do they sew wings on tailored suits
I’m on that ledge, she grabs my arm
She slaps my head
It’s good times, yeah
Sleeve rips off, I slip, I fall
The market’s down like 60 stories
And some don’t end the way they should
My silver spoon has fed me good
A million one, a million cash
Close my eyes and feel the crash

Too many bottles of this wine we can’t pronounce
Too many bowls of that green, no lucky charms
The maids come around too much
Parents ain’t around enough
Too many joy rides in daddy’s jaguar
Too many white lies and white lines
Super rich kids with nothing but loose ends
Super rich kids with nothing but fake friends

Real love (ain’t that something rare)
I’m searching for a real love (talking ‘bout real love)
Real love yeah
Real love
I’m searching for a real love
Talking ‘bout a real love

まともに名前も言えないような輸入物の高級ワインが腐るほどあって
マリファナの入ったボウルも山ほどあるから
幸運のお守りなんて必要ない
メイドはうるさいほどかまってくれるけど
親はまともに家にいない
遊び半分で親父のジャガーに乗り
耳触りのいいウソを並べ立てては,クスリに溺れてる
親がここまで金持ちだと,子どももやりたい放題だ
夢とか憧れとか
そういうやりたくてもできないことなんかひとつもない
だけど近づいてくるのは,みんな金目当てのヤツばかり
本当の友達なんてひとりもいない

ビルの屋上で朝目が覚めることもある
そこからの眺めはとにかく最高なんだ
リモコンをTVに向ける
金のかかる話題が好きなんだよ
新車に新しい女の子
新しいクスリ
新しい時計を手に入れて,人生を楽しむんだ
あいつは一日3回背中を流してくれる
このシャワー・ヘッドは最高に気持ちいい
一緒にハイになってても,メイドはジロジロ見たりしない
いつものことで珍しくもない,そんな感じで通り過ぎていく
そんなのどうでもいいと思ってる
100万ドルあっても
110万ドルあっても意味ないよ
そんなものじゃ満たされない

まともに名前も言えないような輸入物の高級ワインが腐るほどあって
マリファナの入ったボウルも山ほどあるから
幸運のお守りなんて必要ない
メイドはうるさいほどかまってくれるけど
親はまともに家にいない
遊び半分で親父のジャガーに乗り
耳触りのいいウソを並べ立てては,クスリに溺れてる
親がここまで金持ちだと,子どももやりたい放題だ
夢とか憧れとか
そういうやりたくてもできないことなんかひとつもない
だけど近づいてくるのは,みんな金目当てのヤツばかり
本当の友達なんてひとりもいない

だから本当に自分を想ってくれる,そんな誰かを探してるんだ*
形だけじゃなくて,心から大事にしてくれる
そんな人を探してる

目を閉じて,想像できないようなことを想像してみろ
抗うつ剤のXanaxをいつもガリガリやっていて
キャディラックをバットでぶっ壊すような俺様だ
ちょっと普通じゃないから,親父のジャガーを盗んでは
ぶっ叩いてバッティングの練習をする
言っても聞きゃしないし,女とやりたい放題だ
マリファナでさんざんぼったくられても気にしない
それで親は慌てちゃって,子どもをまともにしようと画策するけど
当の親父が子どもをほったらかして
きれいな「お人形さん」と遊んでるから
夫婦仲だってこじれるよ
こっちも生意気なふりをして
いちいち騒ぎ立てたりはしないけど
心の中ではもうすでに爆発しそうになってるんだ
なのに親は子どもの言うことを聞こうとせず
金があるから心配ないそんな風に思ってる

一日の終わりはいつもビルの屋上のペントハウス
飛び降りるって言ってはみるけど口だけだ
だけど飲み過ぎるとバカなこともやらかすんだ
高価なスーツだったら翼だって付けられるかもなんて言いながら
敷石の上に乗ったら,あいつが腕を掴んで
頭を叩いてふざけてきた
楽しかったよ
だけど掴んでた袖が破けたんだ
それで足元が滑って転落して
60階位下のマーケットに真っ逆さまだ 
こんなはずじゃなかったと思いながら人生を終える人もいる
銀の匙をくわえて生まれたから
物質的には恵まれてた
金だって山ほどあったけど
今はこうして目を閉じてその瞬間を感じてる

まともに名前も言えないような輸入物の高級ワインが腐るほどあって
マリファナの入ったボウルも山ほどあるから
幸運のお守りなんて必要ない
メイドはうるさいほどかまってくれるけど
親はまともに家にいない
遊び半分で親父のジャガーに乗り
耳触りのいいウソを並べ立てては,クスリに溺れてる
親がここまで金持ちだと,子どももやりたい放題だ
夢とか憧れとか
そういうやりたくてもできないことなんかひとつもない
だけど近づいてくるのは,みんな金目当てのヤツばかり
本当の友達なんてひとりもいない

本当に自分を想ってくれる,そんな誰かを探してるんだ(そんなに珍しいものじゃないはずだ)
形だけじゃなくて,心から大事にしてくれる(本物の愛の話をしてんだよ)
そんな人を探してる
ニセモノじゃない
本当の優しさを探してる
求めてるのは本物なんだ

(補足)

以下の箇所に登場する
① market
② stories
③ crash
などの単語について、それぞれが「株式市場」「話」「(株価の)暴落」との掛詞であると指摘する人もいます。
なるほど、確かにこの部分は株式市場が暴落した際の投資家の心境と考えても筋が通りますね。

The market’s down like 60 stories
And some don’t end the way they should
My silver spoon has fed me good
A million one, a million cash
Close my eyes and feel the crash