フランスのDJ、音楽プロデューサー。フランス人としての名前ではダヴィッド。

アルバム「One Love」で、友人のケリー・ローランド・Chris Willis・ファーギー・LMFAO・エイコン・Kid Cudi・ニーヨらをフィーチャリング。アメリカでトップ5入りし、イギリスではアルバム中の3曲が1位を獲得。同年発表されたDJ Magazineには、彼がその年一番のアルバムセールスを記録したとあり、その数720万枚とDJとしては最高。

現在はハウスミュージックに限らずポップミュージックやヒップホップも手がけ、リアーナやカイリー・ミノーグ・マドンナらとフィーチャリング(共演)している。

辞書によれば、According to a dictionary, ‘「She Wolf」
とは、「雌オオカミまたは貪欲な女」という意味らしい。

そこで次に「he-wolf」を検索してみたのですが見つかりませんでした。
これは「オオカミ」という単語が基本的に「オスのオオカミ」を表すからなのか?
あるいは「男は貪欲」だからなのか?(個人的には後者は正しくないと思いたいですが)。

A shot in the dark
A past lost in space
Where do I start?
The past and the chase?
You hunted me down
Like a wolf, a predator
I felt like a deer in the love lights

You loved me and I froze in time
Hungry for that flesh of mine
But I can’t compete with a she-wolf, who has brought me to my knees
What do you see in those yellow eyes?
‘Cause I’m falling to pieces

I’m falling to pieces
I’m falling to pieces
I’m falling to pieces
Falling to pieces

[beat break]

Did she lie in wait
Was I bait, to pull you in
The thrill of the kill
You feel, is a sin
I lay with the wolves
Alone, it seems, I thought I was part of you

You loved me and I froze in time
Hungry for that flesh of mine
But I can’t compete with a she-wolf, who has brought me to my knees
What do you see in those yellow eyes?
‘Cause I’m falling to pieces

I’m falling to pieces
I’m falling to pieces
I’m falling to pieces
Falling to pieces

[beat break]

I’m falling to pieces
Falling to pieces
I’m falling to pieces
Falling to pieces

もう何をやってもダメなんだね
2人の思い出もどこかに跡形もなく消えてしまった
どこがいけなかったの? それが今もわからない
何かいけないことでもしたの? それとも落とした女にもう用はないの?
あの手この手で誘って来たけど,あれも面白半分だったんだね
気の強い生意気な女を落としてみたかったんでしょ
なのにまんまと騙されて心を許してしまったんだ 本当はそんな強い女じゃないから

一緒に過ごしたあの頃が本当に幸せだったから
なかなかそこから抜け出せない
だけどあれも全部ウソ 体が目当てだっただけ
だから自分に似た女を見つけて,さっさとそっちへ乗り換えた
悔しいけどどうしようもない もう立ち上がる力も残ってない
だけどその女の一体どこが良かったの?
こんなひどいことするなんて

体中がバラバラになるほど
傷ついてしまって
とても立ち直れそうにない
もう元には戻れないよ

そうだよ 2人は似たもの同士
向こうだって狙ってたんだよ あなたのこと ずっと待ち伏せしてたんだ
親しく近づいてきたけど,それも目的があったから
近づくキッカケが欲しかっただけ 本当の狙いはあなただよ
ゾクソクしたでしょ? 私を騙して落とした時
だけどあの時感じたあのスリルは
人としてやっちゃいけないことなのよ
ケダモノのオオカミの中にいたんだね 自分はそうじゃなかったのに
だけど仲間だと思ってた 本当に信じてた

一緒に過ごしたあの頃が本当に幸せだったから
なかなかそこから抜け出せない
だけどあれも全部ウソ 体が目当てだっただけ
だから自分と似た女を見つけて,さっさとそっちへ乗り換えた
悔しいけどどうしようもない もう立ち上がる力も残ってない
だけどその女の一体どこが良かったの?
こんなひどいことするなんて

‘体中がバラバラになるほど
傷ついてしまって
とても立ち直れそうにない
もう元には戻れないよ

体中がバラバラになるほど
傷ついてしまって
とても立ち直れそうにない
もう元には戻れないよ

(補足)

この曲はメロディーがキャッチーなだけではなく、おそらくそれほど英語が得意ではない方にも主人公が裏切られたということだけは、ある程度伝わる歌詞になっていています。そういう意味で大変良く出来た曲だと思います。

理由はおそらく比喩表現が多いためでしょう。
捕食者のオオカミ、草食獣で獲物になる鹿、オトリ、待ち伏せ、仕留める
などという世界共通のメタファーを使っているので、メッセージがストレートに伝わります。

しかしそれだけに無理のない日本語にするのが難しい。
歌詞に登場する「追跡(chase)」「オオカミ」「捕食者(predetor)」「鹿」
「肉(flesh)」「餌(bait)」「待ち伏せ(lie in wait)」「仕留める(kill)」
などは、恋愛関係に置き換えると一体何を意味するのか?
それを無理のない日本語にするのはそれほど容易な作業ではありません。

サビの部分は直訳すると:

You loved me and I froze in time 
Hungry for that flesh of mine
But I can’t compete with a she-wolf, who has brought me to my knees
What do you see in those yellow eyes?
‘Cause I’m falling to pieces

あなたは私を愛した それで私は時間のなかで凍った
私の肉体に飢えている
だけど私はメスオオカミとは争えない 彼女は私を打ち負かした
その黄色い目のなかに何を見るの?
だって私は今バラバラになってる

いかがでしょうか?
Cold Coffeeの時とは異なり、直訳でもある程度イメージは伝わると思います。それがメタファーの力です。
しかし、このままでは日本語としてあまりにぎこちない。そこで訳文ではこうなっています。

一緒に過ごしたあの頃が本当に幸せだったから
なかなかそこから抜け出せない
だけどあれも全部ウソ 体が目当てだっただけ
だから自分と似た女を見つけて,さっさとそっちへ乗り換えた
悔しいけどどうしようもない もう立ち上がる力も残ってない
だけどその女の一体どこが良かったの?
こんなひどいことするなんて