イギリス出身の歌手。元軍人。
2005年にアルバムからシングルカットされた『ユア・ビューティフル』が大ヒットした。

日本で暮らしていると、戦争というものは、映画やドラマや本のなかだけに存在するように思われます。
復員兵の抱えるPTSDの問題について、記事や本を読んでみても、それが実感できるまでにはなかなか至りません。

一方、James Bluntはかつて英国軍の将校でした。
そのことを知った当時はさほど気にならなかったのですが、彼の曲を聴くうちに、彼はかつて(そして今も)何かを抱えていたのではと思うようになりました。

この歌詞の中にも、「the fire of hesitation」という箇所が出てきます。
従軍経験があれば、ここもすぐに理解できるのかもしれません。

しかしそうでない私には、百回以上聴いても、まだそれがつかめません。

I have seen peace.
I have seen pain,
Resting on the shoulders of your name.
Do you see the truth
through all their lies?
Do you see the world
through troubled eyes?

And if you want to talk about it anymore,
Lie here on the floor and
Cry on my shoulder,
I’m a friend.

I have seen birth.
I have seen death.
Lived to see a lover’s final breath.
Do you see my guilt?
Should I feel fright?
Is the fire of hesitation burning bright?

And if you want to talk about it once again,
On you I depend. I’ll cry on your shoulder.
You’re a friend.

You and I have been through many things.
I’ll hold on to your heart.
I wouldn’t cry for anything,
But don’t go tearing your life apart.

I have seen fear.
I have seen faith.
Seen the look of anger on your face.

And if you want to talk about what will be,
Come and sit with me, and cry on my shoulder,
I’m a friend.

And if you want to talk about it anymore,
Lie here on the floor and cry on my shoulder,
Once again
Cry on my shoulder,
I’m a friend.

知ってるよ
心の安らぎと同時に苦しみが
その名前と肩書きにはつきまとってる
だけどそれはでたらめばかりの世の中で
君には真実が見えてるから?
(それとも)君がこの世の中で
どうしていいかわからないから?

だからもしその答えを知りたくなったら
ここに来て床に横たわり
この肩で泣けばいい
その時は力になるよ

命の始まりも命の終わりも
そして大事な人が息を引き取るのも
この目で見てきた
だから罪悪感がどうしても消えない
怯えるのが当たり前?
それとも単に覚悟が足りないからこうなってるだけ?

だからまたこの話を聞く気になったら
ここに来て その肩で泣かせてくれ
その時は君が頼りだ

お互い今まで色々辛い経験もしてきた
だから決して一人にはしない
もう何かを求めて必死になったりしないけど
それでも君の人生は守り抜くよ

今まで何度も見てきたよ
怯えや信念
そして怒りの表情が
君の顔に浮かぶのを

だからこれからどうなるのか知りたくなったら
ここに来て、一緒に座って
この肩で泣けばいい
必ず力になるよ

だからもしその答えを知りたくなったら
ここに来て床に横たわり
この肩でまた泣けばいい
思いっきり泣けばいいんだ
僕がついてる