アメリカのミュージシャン。出生名は、ロバート・アレン・ジマーマン。

「風に吹かれて」、「時代は変る」、「ミスター・タンブリン・マン」、「ライク・ア・ローリング・ストーン」、「見張塔からずっと」、「天国への扉」他多数の楽曲により、1962年のレコードデビュー以来半世紀にわたり多大なる影響を人々に与えてきた。現在でも、「ネヴァー・エンディング・ツアー」と呼ばれる年間100公演ほどのライブ活動を中心にして活躍している。

グラミー賞やアカデミー賞をはじめ数々の賞を受賞し、ロックの殿堂入りも果たしている。また長年の活動により、2012年に大統領自由勲章を受章している。そのほか詩人としてノーベル文学賞の候補者に名前が上がっているほか、2008年には「卓越した詩の力による作詞がポピュラー・ミュージックとアメリカ文化に大きな影響与えた」としてピューリッツァー賞特別賞を受賞した。

この曲のことは知っていたのですが、作曲がBob Dylanとは知りませんでした。
Garth Brooks、Bryan Ferry、Billy Joelをはじめ、Adele、Ed Sheeranといった面々がカヴァーしています。

Bob Dylanと聞いて頭に浮かぶのは、反逆だの、反体制だの、反戦だのといった単語で、こんな美しいラヴソングを書いているとは思いませんでした。

When the rain is blowing in your face,
And the whole world is on your case,
I could offer you a warm embrace
To make you feel my love.

When the evening shatters (shadows) and the stars appear,*
And there is no one there to dry your tears,
I could hold you for a million years
To make you feel my love.

I know you haven’t made your mind up yet,
But I would never do you wrong.
I’ve known it from the moment that we met,
No doubt in my mind where you belong.

I’d go hungry; I’d go black and blue,
I’d go crawling down the avenue.
No, there’s nothing that I wouldn’t do
To make you feel my love.

The storms are raging on the rolling sea
And on the highway of regret.
Though winds of change are blowing wild and free,
You ain’t seen nothing like me yet.

I could make you happy, make your dreams come true.
Nothing that I wouldn’t do.
Go to the ends of the Earth for you,
To make you feel my love
To make you feel my love

激しい雨が容赦なく打ちつけるような辛い時
背負ってるもので身動きが取れないような苦しい時は
ぎゅっと抱きしめてその温もりで
一人じゃないって教えてあげる

辛くて(夜になって)空に星が見える頃になっても
涙を拭ってくれる人が見つからない時は
いつまでもずっと抱きしめて
ついてるよって教えてあげる

まだ迷ってるってことはわかってる
だけど決して泣かせたりしない
出会った時に確信したんだ
2人は結ばれる運命だって

食べるものがなくなっても、打ちのめされても
立ち上がって歩けなくなっても構わない
どんなことでも耐えてみせる
それで気持ちが伝わるのなら

人生には辛い時もある
後悔する時だってある
変わらないものなんてほとんどないけど
こんな経験は初めてだよね

幸せにして夢をかなえてあげる
そのためならなんでもするよ
地の果てまで行ってもいい
ただこの気持ちをわかってほしい
愛してる
それだけを伝えたいよ

雨が顔に吹き付けている時、
世界中から批判されている時は
あなたを温かく抱きしめるわ
私の愛を感じてほしいから

夕方の影、星が現れ始める時
あなたの涙を乾かす人が誰もいない時
100万年間、抱いているわ
私の愛を感じてほしいから

あなたの心が決まってないのは分かってる
でも、私はあなたを決して見損なわないわ
最初に出会った瞬間から分かっていたの
あなたがどこに行きつくのか
私の心に迷いはないわ

おなかがすいても
あざができても
通りをはってでも
私がしないことは何一つとしてないの
私の愛を感じてほしいから

波打つ海原で、嵐は猛威をふるう
そして、後悔の道の途中で
変化をもたらす風は自由奔放に吹いている
もう、私のように
何も見えなくなることはないわ

きっと私なら、幸せにできる
夢も叶えられる
私はなんだってするわ
あなたのために、地球の終わりまで行ける
私の愛を感じてほしいから
愛を感じてほしいから

この曲はボブ・ディランによって手掛けられ、初めての発売はビリー・ジョエルによってなされた。
ガールス・ブルックス、ケリー・クラークソン、ブライアン・フェリーなど数々の著名な歌手によってカバー。
アデルのアルバム「19」にも収録されている。

アメリカのドラマ、「グリー」においてもレイチェル(リア・ミシェル)によってカバーされた。