イギリスのシンガーソングライター。
2012年に18歳でノエル・ギャラガーとストーン・ローゼズのオープニング・アクトに抜擢されたことで注目を集める。
同年10月にリリースされたデビュー・アルバム『ジェイク・バグ』はUKアルバムチャート初登場1位を記録した。
この曲について、Jake Bugg本人はSpotifyのインタヴューで次のように語っているようです。
(稲妻が走るように)この曲全体が出来た。本当にたまたまだった。
コードを3つ繋げて、タクシーを待ってた時に、カントリー風のメロディーを足してみようと思いついて、スリー・コードのリフをひとつ付けてみたような感じ。
(That’s how this whole song came about, just by pure chance. It was like three chords together, waiting for the taxi,and I decided to put a little country melody and put one three-note riff on it.)
これを考慮すると、タイトルと歌詞に登場する「Lightening Bolt」という言葉は、様々な偶然によって引き起こされた「ひらめき」や「幸運」を表しているように思われます。
またインタヴューで
「(the lightning bolt)は、気付いたら予想もしてなかった状況になっていた。そういう幸運が立て続けに起こったことだ」
とも語ったようなので、「突発的な出来事」を指していると考えるのが適切でしょう。
Jake Bugg自身が(雷にうたれたように)急に有名になったことを指しているかもしれません。
Morning, it’s another pure grey morning
Don’t know what the day is holding
When I get uptight
And I walk right into the path of a lightning bolt
Sirens of an ambulance comes howling
Right through the center of town and
No one blinks an eye
And I look up to the sky for the path of a lighting bolt
Met her as the angels parted for her
But she only brought me torture
But that’s what happens
When it’s you who’s standing in the path of a lightning bolt
Everyone I see just wants to walk with gritted teeth
But I just stand by and I wait my time
They say you gotta tow the line, they want the water not the wine
But when I see the signs I jump on that lightning bolt
Chances, people tell you not to take chances
When they tell you that there aren’t any answers
And I was starting to agree
But I awoke suddenly in the path of a lightning bolt
Fortune, people talking all about fortune
Do you make it or does it just call you.
In the blinking of an eye
Just another passerby in the path of a lightning bolt
Everyone I see just wants to walk with gritted teeth
But I just stand by and I wait my time
They say you gotta tow the line, they want the water not the wine
But when I see the signs I jump on that lightning bolt
It was silent, I was lying back gazing skyward
When the moment got shattered
I remembered what she said
And then she fled in the path of a lightning bolt
絵に描いたような曇り空の広がる
変わり映えのしない,いつもの朝だ
今日という一日が
どんな日になるのかわからないまま
立ち上がって
そのまま「稲妻の通り道」に入り込む
救急車がサイレンを
大音響で鳴らしながら
街の中心を走り抜けてるのに
別に誰も驚かない それが何って顔してる
それで空を仰いで
「稲妻の通り道」を探してみる
天使のお導きであの子と出会ったのに
結局苦しいことばかり
だけどそういうものなんだよ
他の人じゃなくてこの自分が
「稲妻の通り道」に入ってしまうと
会う人はみんな
ただ世の中を渡っていくためだけに
色んなことを我慢してる
だけど自分はちゃんと準備して
チャンスが来るのを待ちたいんだ
まわりからは言うことを聞けって言われるけど
それはその人たちが求めてるのが
水のように生きていくための最低限のもので
ワインのような人生の喜びは諦めてるからだ
だけどもし自分なら
何かの「お告げ」があった時は
あの稲妻に飛び乗って,勝負をかけるんだ
いちかばちかの勝負
まわりからは,そんなことするなって言われてる
答えなんかないって言われた時は
自分もそうかなって思い始めたけど
「稲妻の通り道」で突然目が覚めたんだよ
「一山当てる」話ならよく聞くよ
努力すればそうなるのか
それとも自然に運がつくんだろうか
瞬きするほどあっという間に
ただ「稲妻の通り道」を歩いてさえいれば
会う人はみんな
ただ世の中を渡っていくためだけに
色んなことを我慢してる
だけど自分はちゃんと準備して
チャンスが来るのを待ちたいんだ
まわりからは言うことを聞けって言われるよ
だけどそれはその人たちが
水のように生きていくための
最低限のものさえあればいい
ワインのような人生の
喜びはなくてもいいって諦めてるからだ
だけど自分なら,何かの「お告げ」があった時は
あの稲妻に飛び乗って,勝負をかけるんだ
何も言わず,仰向けで空を眺めてたのに
その瞬間が台無しになった
あの子の言葉が忘れられない
そしてあの子は「稲妻の通り道」へ逃げ出した